ホワイトバランス設定による色調の違い

ホワイトバランス設定は好みの色を出すための強力な武器

デジタル一眼やコンデジにはホワイトバランスという設定があります。通常はオートに設定をされていらっしゃる方が多いと思うのですが、このホワイトバランスの設定によって、仕上がる作品の色調は大きく変わってきます。
私が撮影中によく受ける質問がこのホワイトバランスで、その内容は「どのモードにすれば良いでしょうか?」というものですね。
これは撮影時のモードがJpegなのかRAWなのか、によって大きくかわってきます。
jpegで撮影をされている場合、基本的には次の2つだけを使う事をお勧めしています。一つは太陽光(晴天・昼光)、いわゆる日中使う設定ですね。
そしてもう一つは白色蛍光灯(昼光色蛍光灯・昼白色蛍光灯)です。
それぞれの違いについては以下の作例を見ていただければ一目瞭然、ご自身の好みでセレクトしていただければ良いと思います。
Jpegは撮影時が勝負でもあるので、時間の許す限りいろいろと変えてみる事をお勧めいたします。
反面、RAWで撮影をされている方は「オートで大丈夫」とお伝えしています。RAWは現像時にホワイトバランスを自由に設定ができるので基本的にはどのモードで撮影をしても構わない、つまり撮影中はホワイトバランスについては一切考えずに撮影に集中をする事ができるわけです。
(作例中のホワイトバランスの名称はキヤノン用となっております)

 

◆ ホワイトバランス作例 (トワイライトタイム)

太陽光

日陰

曇天

白熱電球

白色蛍光灯

ストロボ使用

◆ ホワイトバランス作例 (ナイトタイム)

太陽光

日陰

曇天

白熱電球

白色蛍光灯

ストロボ使用

 

☆プラスワンポイント☆
ホワイトバランスによる色の出具合は日没後30分前後(トワイライトタイム)と空が完全に暗くなってから(ナイトタイム)とでは違いが見受けられます。
トワイライトタイムは太陽光が見た目に近い色となっているのに対して、ナイトタイムでは白色蛍光灯が自然な発色となっています。
ここでの作例は蛍光灯の光が多い都会の街並みを写したものとなっている事からこのような結果となりましたが、これがタングステンライトが輝く港湾地域、多種多様の照明が輝く工場地帯ではまた違った結果となってくる事でしょう。
あくまでも一つの目安として見ていただき、最終的にはご自身のお好みに合わせて設定をしていただくのがベターかもしれませんね。

 

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